住宅ローンをくむなら慎重に

借金や債務と聞いて、一番身近な存在は住宅ローン。
私は実家はながながと35年もローン返済をしていたこともあり、もう生活の一部のような存在で、「住宅ローンくらい」と軽く考えていましたが中には住宅ローンによって苦しめられる人も多いようです。

その身近な一例に、先輩のご家族がいました。
ご主人が若いころに住宅を購入、当時雇用形態は終身雇用が主流であり返済するまでの間の給与アップをおおよそではありますが見通しを付けられる環境にありました。

しかし後に、ご主人の会社は不況の煽りを受けて実力主義の会社に吸収合併され、給与形態は大きく変更。

そこまではなんとか持ちこたえていたのですがこどもの進学などで一番大変な時期に、リーマンショックによる給与減額…このままでは返済が難しいと、困り果てていました。

そこで、銀行に相談に行ったり奥さんが看護師に復帰して、より給与の高い職場に就職したり、こどもが公立高校への進学のために、勉強に力を入れたりと家族がかりで借金、債務に立ち向かっている様子でした。

先輩は「どうにかなっているよ。」と苦しげに答えてはいましたがこちらから見ると、家族で一丸となって協力している姿がとても印象的で「良い家族だな…」と思いました。

マイホーム購入の為に必要な住宅ローン。
身近な借金、債務のひとつですが、長い返済期間に何があるかはわかりません。
マイホーム購入の際は、家というハード面だけでなく家族の絆もより強化して臨む必要がありそうです。

田舎の県立病院を辞めて都会の市民病院へ転職3

職場の人間関係に疲れて転職を決めた私は、友人の紹介もあってなんとか都会の市民病院で働けることになりました。新しい勤務先は私が勤めていた田舎の病院とは雲泥の差、とても洗練された大病院です。

はじめはきちんとうまくやれるだろうか、周囲との力量の差があったらどうしようかと心配していましたが特に問題ありませんでした。

この病院ではそれぞれの担当がきっちりと分かれているので、ベテランの看護師さんでも、自分の担当業務以外の仕事は苦手という人がけっこう多かったです。

私はといえば、田舎にありがちな何でもかんでも若いからといってたくさんの業務を押し付けられ、様々な科のお手伝いにしょっちゅう駆り出されていたので、新しい職場でもある程度の要求ならばなんとか応えることが出来ました。若いのに随分と手馴れているねと感心されたほどです。

このような業務内容もそうですが、なにより一番違いを感じたのは人間関係が良い意味でドライだということです。

田舎ではプライベートまで詮索されるような息が詰まる日々でしたが、こちらではオンオフの切り替えがみんなとてもうまく、あまり周囲の同僚と張り合ったりひがんだりといったことがないように感じました。

もちろん心の中ではそれぞれ思うところがあるでしょうが、それを口に出すのは格好悪いといった感じで、露骨にそういった雰囲気を出す人はいませんでした。

同じ看護師という仕事をするのなら、周囲の人たちに惑わされたり疲れたりせずに働きたい、そう思って転職した私でしたが、結果は大満足でした。私と同じように看護師の仕事に悩んでいる方は看護師辞めたい!辛い時の処方箋が参考になります。

都会で看護師をしている友人から、こちらは田舎ほど人間関係が面倒くさくないと聞いたときは半信半疑でしたが、思い切って信じて転職をしてみて良かったです。

 

田舎の県立病院を辞めて都会の市民病院へ転職2

職場の人間関係に嫌気が差し、別の職場に転職することを決意した私ですが、周囲に退職を伝えた後の反応がとても面倒で参りました。

まず、看護師の先輩達からは「はあ?結婚でも妊娠でもないのに辞めるなんて聞いたことがない」と言われ、仕事について質問をしても「どうせもう居なくなるんだから教えてもしょうがないでしょ」と取り合ってもらえず…。

きっとみんなこの職場の居心地を良くは感じていなかったので、さっさと辞めていく私に腹が立っていたんだと思います。確かに結婚をして子供もいるのでは、どんなに嫌な職場でも辞めるという結論に達するのはなかなか難しいのでしょうね。

また担当していた患者さんで、けっこう仲良くしていたおばあさんには「○○さんに置いていかれちゃうのね」「見捨てられる気分だわ」と毎日言われていました。

確かに、担当が途中で変わるのは患者さんにとっては嫌かもしれないけれど、じゃああなたが退院するか死ぬまで私がずっと担当してなきゃいけないわけ!?と言われるたびにイラッとしてしまいました。

そして家族からは、資格があればどこでも働けるだろうになぜあえて地元から離れた場所に転職するのかと文句を言われました。家にいる間は早く嫁に行けなどと言っていたくせに、出ていくことが決まったら急に寂しいなどと言われ唖然としました…。

このように退職前するまでの3か月間は家でも職場でもチクリチクリと嫌味を言われる毎日で針のむしろ状態でした。早く退職して新しい場所に引越しして、一から人間関係を築いていきたい!と毎日思っていました。

いざ、地元を離れる当日も感傷的な気分にはまるでならずに、むしろ清々した気持ちで新幹線に乗り込んだことを覚えています。

田舎の県立病院を辞めて都会の市民病院に転職 1

私は地方の県立病院で看護師として3年間働いてしました。看護師で若いからと頻繁に夜勤に入っていた私の月収は手取りで25万円と同級生の中でも高給取りでした。

しかし田舎という場所は本当に楽しみがなく、買い物ができるところも遊ぶ場所もあまり多くありません。使う場所がないので、看護師仲間はみな、お金はいつも余っているような雰囲気がありました。

そんな田舎の看護師の楽しみといえば…そう、合コンです。

消防士や警察官、市役所などの公務員系からサラリーマン、銀行員、ショップ店員などとにかくあらゆる職種の方々と合コンをしまくりました。

言っておきますが私は彼氏もいて、合コンなんてはっきり言って行きたくはありませんでした。

しかし女性だらけの職場の若手である私には、務めた当初から合コンセッティング要員というありがたくないポジションが与えられ、最低でも月に一度は先輩方のためだけに合コンを開かねばならなかったのです。

とにかくこれが苦痛で苦痛で仕方がありませんでした。ただでさえ激務の看護師、その貴重な休みを使って先輩たちのために合コンの幹事役…本当にバカバカしかったです。

そんな日々にうんざりしていたときのこと、お盆で帰省していた同じく看護師の友人とお茶をする機会がありました。横浜の病院に勤めている彼女は私の話を聞いて驚いてしました。

都会の看護師さんたちは全然合コンなんて行かない、むしろガツガツするのは格好悪いと思っている。休日は女同士で新しくオープンしたスイーツのお店に行ったり、パワースポットめぐりをしたり、自分のために楽しく使っているとのこと。

「同じ仕事をやるなら都会で楽しく働いた方がいいよ」

彼女のこの一言で、私は地元を離れる決心をしました。