住宅ローンをくむなら慎重に

借金や債務と聞いて、一番身近な存在は住宅ローン。
私は実家はながながと35年もローン返済をしていたこともあり、もう生活の一部のような存在で、「住宅ローンくらい」と軽く考えていましたが中には住宅ローンによって苦しめられる人も多いようです。

その身近な一例に、先輩のご家族がいました。
ご主人が若いころに住宅を購入、当時雇用形態は終身雇用が主流であり返済するまでの間の給与アップをおおよそではありますが見通しを付けられる環境にありました。

しかし後に、ご主人の会社は不況の煽りを受けて実力主義の会社に吸収合併され、給与形態は大きく変更。

そこまではなんとか持ちこたえていたのですがこどもの進学などで一番大変な時期に、リーマンショックによる給与減額…このままでは返済が難しいと、困り果てていました。

そこで、銀行に相談に行ったり奥さんが看護師に復帰して、より給与の高い職場に就職したり、こどもが公立高校への進学のために、勉強に力を入れたりと家族がかりで借金、債務に立ち向かっている様子でした。

先輩は「どうにかなっているよ。」と苦しげに答えてはいましたがこちらから見ると、家族で一丸となって協力している姿がとても印象的で「良い家族だな…」と思いました。

マイホーム購入の為に必要な住宅ローン。
身近な借金、債務のひとつですが、長い返済期間に何があるかはわかりません。
マイホーム購入の際は、家というハード面だけでなく家族の絆もより強化して臨む必要がありそうです。