田舎の県立病院を辞めて都会の市民病院に転職 1

私は地方の県立病院で看護師として3年間働いてしました。看護師で若いからと頻繁に夜勤に入っていた私の月収は手取りで25万円と同級生の中でも高給取りでした。

しかし田舎という場所は本当に楽しみがなく、買い物ができるところも遊ぶ場所もあまり多くありません。使う場所がないので、看護師仲間はみな、お金はいつも余っているような雰囲気がありました。

そんな田舎の看護師の楽しみといえば…そう、合コンです。

消防士や警察官、市役所などの公務員系からサラリーマン、銀行員、ショップ店員などとにかくあらゆる職種の方々と合コンをしまくりました。

言っておきますが私は彼氏もいて、合コンなんてはっきり言って行きたくはありませんでした。

しかし女性だらけの職場の若手である私には、務めた当初から合コンセッティング要員というありがたくないポジションが与えられ、最低でも月に一度は先輩方のためだけに合コンを開かねばならなかったのです。

とにかくこれが苦痛で苦痛で仕方がありませんでした。ただでさえ激務の看護師、その貴重な休みを使って先輩たちのために合コンの幹事役…本当にバカバカしかったです。

そんな日々にうんざりしていたときのこと、お盆で帰省していた同じく看護師の友人とお茶をする機会がありました。横浜の病院に勤めている彼女は私の話を聞いて驚いてしました。

都会の看護師さんたちは全然合コンなんて行かない、むしろガツガツするのは格好悪いと思っている。休日は女同士で新しくオープンしたスイーツのお店に行ったり、パワースポットめぐりをしたり、自分のために楽しく使っているとのこと。

「同じ仕事をやるなら都会で楽しく働いた方がいいよ」

彼女のこの一言で、私は地元を離れる決心をしました。

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